ギターとピアノのためのイタリア音楽 (リマスター) ( CVLD377 )

著者: AAVV
演奏者:ラポ・ヴァンヌッチ (ギター)、ルカ・トリジャーニ (ピアノ)

トラックリスト

01 - アンダンティーノ。少し途切れ途切れで滑らか。もっと動いて、踊って。いつも賑やかでお祭り気分。タイム I - 5'21"
02 - とても賑やか - 3'53"
フランコ・マルゴラ
03 - ファンタジー - 7'11"
04 - 即興曲 - 3'02"
カルロ・モッソ
05 - ファンタジー - 6'08"
アドリアーノ・リンセット
2人で楽しむ - 9'35"
06 - プレリュード - 3'00"
07 - ダンス - 3'01"
08- 決勝 - 3'34"
ルイージ・ジャキーノ 時の沈黙 - 11'22"
09 - 無意識 - 2'52"
10 - 必然 - 2'47"
11 - トラベル - 2'10"
12 - 離脱 - 3'33"
ジュゼッペ・クラピシ
13 - ウィンタータイム - 5'59"
合計時間: 52'35"

2015 年 9 月 14 ～ 15 日にイタリアのマジスター エリア スタジオで行われた 24 ビット/88.2 kHz のオリジナル録音

制作：ヴェルト・ルナ
製作総指揮: マルコ・リンセット
レコーディングエンジニア: マルコ・リンセット
編集エンジニア: マティア・ザナッタ
ミックス＆マスタリングエンジニア：マルコ・リンセット
写真: マルコ・リンセット
英語翻訳: レスリー・バーゴン
グラフィックスとレイアウト: 画像
Lapo Vannucci は、Lapo Vannucci のために特別に作られたギター、桜井正樹 Model Maestro-RF を使用しています。
ルカ・トリジャーニはスタインウェイ&サンズのD274コンサート・グランドピアノを演奏しています。

CDの新規リマスタリング

ギターとピアノのためのイタリア音楽

ピアノとギターのためのイタリア音楽
ピアノとギターの結合は、作曲家と演奏家の両方にとって複雑なパズルを引き起こすというのが一般的な考えです。2 つの楽器の音とアプローチは離れすぎ、融合はあまりにもアンバランスで、展開される音量はあまりにも異なり、演奏方法は分岐しています。 「考える」こと、あるいは調和を築くこと。つまり、ピアノとギターは、すぐにほとんど互換性がないことが判明する傾向があります。さらに、ギターの最小限の増幅にさえ依存しない場合、ピアノはほぼ常に「つま先立ち」で演奏することを余儀なくされることに気づきます。それにもかかわらず、また決まり文句にもかかわらず、特に 20 世紀の何人かの作曲家は、それぞれの楽器の「フル」部分と「空」部分の巧みな作業、型破りな対話、フィリグリーへの特別な注意を通じて、見事な結果を得ることができました。書くこと、そして明らかに、害を及ぼすことのない十分な量の本能。あなたが手にしているこのアルバムは、これらの成果を証明するもので、1950 年から今日までイタリアの有名およびあまり知られていない作家によって作曲されたギターとピアノのための一連のオリジナル作品を収録しています。

旅は 1950 年に始まります。彼は、自らの意志であろうが不本意であろうが、自分の名前をギターの名前と最も密接に結びつけている作曲家の一人、すなわち、「幻想曲」作品を書いたフィレンツェのマリオ・カステルヌオーヴォ＝テデスコ (1895-1968) です。 145 は 2 つの短く生き生きとした楽章で構成されており、アンドレス セゴビアと彼の妻でピアニストのフランチェスカ 'パキータ' マドリゲラ ロドンに捧げられています。避けることのできないフランスの影響を受けながらも、外向的で個人的な叙情的なインスピレーションも示しており、スペイン的な雰囲気と完全にイタリア的、というかむしろトスカーナらしい歌唱スタイルの間で常にバランスが保たれているバランスの奇跡。
ファンタジアのタイトルを誇るもう 1 つの「結婚」曲は、ブレシアの作曲家フランコ マルゴラ (1908-1992) が 1979 年 10 月に書き、ギタリストのグイド マルガリアとその妻エミリアによって結成されたデュオに捧げられた単一楽章の曲です。 。この作品はネオ・バロック様式の楽章を備えた静かな作品だが、この作品では、実際の重ね合わせよりもむしろ絶え間ない交替を抜け目なく追求して、2つの楽器を対話させることに喜んで取り組んでいる様子が描かれている。
マルガリアのデュオに捧げられたもう 1 つの作品は、1979 年 11 月から 1980 年の春にかけて作曲された短い即興曲で、以前の作品の雰囲気とほとんど変わりません。
もう一つの幻想曲、そしてマルガリアのデュオに捧げられたもう一つの作品は、トランスアルプス出身のピエモンテ人カルロ・モッソ（1931-1995）が1980年に書いた作品である。瞑想的で落ち着きのない木製のページは、古風な趣に満ちていると同時に、古風な雰囲気を伝えるものである。意図的にラフで、いくつかの点でモーダルなパスを通じて開発されたいくつかのメロディックなセルを中心に構築された、放棄された現代性は、いくつかの点で両方の言語を思い出させます。スイス人のフランク・マーティンは、最愛のジャン・フランチェスコ・マリピエロです。
パドヴァのアドラノ・リンチェット（1936-1996）が1981年に作曲し、3つの楽章（非常にゆっくりとしたもの。ポコ・モッソ – アレグロ・タント – フィナーレ。非常に穏やかでカンタービレ。アレグロ・ヴィヴォ）に分かれたディヴェルティメント・ア・デュは、間違いなく難解ではなく、遠く離れた作品である。モダンとポストモダンの両方のあらゆる複雑さが、多数のセブンスコードが存在する旋法言語で織り込まれています。
この豊かなアンソロジーは、ラポ ヴァンヌッチとルカ トリジャーニのために特別に書かれ、彼らに捧げられた 2 つの作品で終わります。トリノ生まれのルイージ・ジャキーノによる『時の沈黙』（1962年）は2015年に遡り、ジャズの香りとほとんど印象派の風味を帯びた4楽章からなる組曲である。
まったく異なるのは、シチリア出身のジュゼッペ・クラピシによる『Winter Time』（1967年）で、約6分間の鋭いページの中に、ミニマリズムに典型的な反復的で頑固なジェスチャーと、より哀愁を帯びた雰囲気が混ざり合っている。この場合、2 つの楽器が交互に演奏することはほとんどなく、時には繊細に、時にはリズミカルに、ほとんど同時に、それぞれの質感を織り成すことがよくあります。
エンニオ・スペランツァ